最近使っていたGBA構築。実機対戦もしました。
【構築】
カビゴン@食べ残し/免疫
生意気 257-135-91-88-166-53
のしかかり/火炎放射/鈍い/眠る
ミロカロス@光の粉/不思議な鱗
図太い 202-*-144-120-145-102
波乗り/冷凍ビーム/怪しい光/自己再生
ボーマンダ@拘り鉢巻/威嚇
陽気 171-186-104-*-100-163 (個体値:31-31-31-30-30-30)
めざ飛/捨て身タックル/地震/瓦割り
フォレトス@オボンのみ/頑丈
腕白 181-117-201-72-84-61
地震/電磁砲/撒き菱/大爆発
レジアイス@先制の爪/クリアボディ
生意気 187-96-120-120-244-63 (個体値:31-28-31-29-25-31)
冷凍ビーム/10万ボルト/電磁波/大爆発
サーナイト@ラムのみ/トレース
臆病 159-*-100-147-136-145
サイコキネシス/10万ボルト/鬼火/瞑想
以下解説。
【個別解説】
採用順に解説。 ※ダメージ計算は命中率・急所・追加効果等を非考慮
- 火力
- 136-96ゲンガーを冷凍ビームで2発 [136]68~81
- 166-106サンダーを大爆発で1発 [166]170~201
- 耐久
- 194サンダーの雷を98.9%で3耐え [187]54~64
- 194ファイヤーの晴れ大文字を97.4%で耐える [187]159~188
- 205ボーマンダの鉢巻瓦割りを耐える [187]146~172
- 素早さ
- 無振り
レジアイスから構築をスタートした。
現在のGBA環境において猛威を奮っている(?)金属音サンダーのメタとしての採用が第一義である。
金属音持ちに安定するだけではなく194サンダーの雷をほぼ3発耐えるなど、高水準な特殊耐久を誇る。
水、電気、気合パンチ持ち以外のゲンガー等に安定して繰り出すことができ、積極的に電磁波を撃っていく。
D244は、サンダーの雷やファイヤーの大文字などの高火力特殊技のダメージが大きく変わるライン。
BV保存法を面倒がって通常のエメループで厳選したけど、まあいいかな。
電磁波や爆破を持ったレジアイスの動きの本質は受けではなく流しであり、
レジアイスがタイミングを見て爆破した後にしっかりと決定力を発揮できる構築方針としたい。
また、レジアイス入りを組むにあたってメタグロス、サマヨール、レアコイルのケアは必須。
特にメタグロスは決定力が高くあらゆる技を一貫させるので、メタグロスをどう対処するかがレジアイス入り構築のポイントとなる。
このあたりを踏まえて構築を組んでいきたい。
- 耐久
- 素早さ
- 4振り
メタグロス受け最高峰のフォレトス。
鉢巻グロスでも雷パンチグロスでも問題なく受けられ、爆破耐性もある。めざ炎が飛んでこない限りはかなり安定するだろう。
と言いつつ、コメットパンチのA上昇を引くと辛いのはメタグロス受けの常である。
レジアイスがメタグロスを強く呼ぶため、メタグロスに繰り出して撒き菱や電磁砲を撒くという点においては噛み合うキャラ。
対メタグロスだけではなく、ヘラクロスの鉢巻瓦割りをほぼ3耐えすることもあって多くの物理を流すことが可能である。
ただ、地震が通らない物理に対しては爆破でしか遂行できないため、行動が互いに不安定になる点には注意。
配分は、メタグロスへの地震、サンダーの雷を見てややADに振り、余りは全てBに。
サンダー入りに対して初手から出す選択肢を確保しており、場合によってはサンダーとの偶発対面で爆破を選択する立ち回りも頭に入れておきたい。
アイスフォレという組み合わせをアイスエアと比較した場合、対メタグロスの安定感、対ラプトド、レアコヘルガーへの打点という点ではフォレトスが勝るが、
エアームドと違ってサマヨールに対応していない点に注意。また、いずれにしても炎の一貫が気になる。
アイスフォレは似通った性質の2体で、受け相性としては悪くないもののどちらも抜き性能を発揮できるキャラではないため、
この2体の同時選出がどれくらいできるかは鉢巻キャラに掛かっている?
- 火力
- 素早さ
- 準速ゲンガー+1
ということで、鉢巻持ちとしてボーマンダを投入。
鉢巻キャラの中では高Sで、かつヘラクロスに繰り出せるという珍しいキャラ。
ただ、一致の火力が低く鉢巻キャラの中では受けられやすい部類であり、
数値受けも耐性受けも辛いというキャラなので、撒き菱サポートは噛み合うのかもしれない。
鉢巻マンダのAの値としては、意地っ張りの204、陽気の172などが有名であるが、
撒き菱込みでミロカロスを崩したい+ヘルガーを抜きたいという要請から、今回はほとんど陽気ASという配分に。
意地っ張りであれば、204捨て身あるいは撒き菱+204めざ飛でミロカロスを崩すことができる。
アイスフォレの2体は実はヘルガーにそこまで弱くはないのかもしれないが(釘付けや抵抗が可能)、
ヘルガーを崩す選択肢を増やしておきたかったため、Sに補正を掛けた。ついでに準速ゲンガー抜きとし、余りはBに。
ここまで振ると、もう陽気ASでいいのかもしれない。
Aを186まで上げるメリットは対ミロカロスだけではなく、計算結果に挙げたように硬めのスイクンを崩しやすくなったり、
ヘルガーを"めざ飛で"倒せたり準速ゲンガーを1発で倒せたりする。
ASにここまで割いてしまうと耐久に振る余地はほとんどないので、鉢巻グロスケンタや氷技に対する対面性能は失われている。
が、そのあたりに対してはレジアイスやフォレトスをきっちり繰り出せばいいはず。
■カビゴン
- 火力
- 耐久
- 素早さ
- (-1)で麻痺状態の137ヘラクロス+1
広範囲特殊を流せる残飯カビゴン。
特に、レジアイスで対応できないノイコウノイクン、炎、レアコイルなどを担当する。
配分は、前回の残飯カビゴンのものからBをSに回した形。Sをこのラインまで上げることで、ヘラダースに立ち回りやすくなっている。
一般的な残飯カビゴンが早い段階で高火力な物理攻撃を被弾することは少ないので、Bはある程度下げてしまっても問題ないだろう。
メインウェポンは麻痺撒きにもなるのしかかり。サブウェポンは火炎放射とした。
カビフォレトスはカビエアに比べてメタグロスだけではなくレアコイルにも強いため、麻痺撒きとしても有効に働く雷の採用も考えたが、
レジアイスがレアコイルに打点がないこともあって今回は採用を見送った。結果的にヘラダースグロスに立ち回りやすい構成となった。
残飯カビゴンの素眠りというのは鬼火持ちの特殊キャラやサンダー等への保険で、あまり積極的には選択したくない技だと認識している。
カゴカビに比べて、眠るまでの行動選択の重要性が高くなる点を意識したい。
- 火力
- 171-101ボーマンダを冷凍ビームで1発 [171]173~204
- 166-111サンダーを冷凍ビームで83.8%で2発 [166]79~94
- 136-96ゲンガーを波乗りで2発 [136]68~81
- 耐久
サイドングロスマンダ、炎サマヨール(鬼火)に強いミロカロス。
前回とほぼ同じ構成であるが、補助技が怪しい光の個体に変更。
受け合いには催眠術より怪しい光の方が噛み合うと考えているが、撒き菱キャラがエアームドではなくフォレトスなので対カビゴンなどで微妙かもしれない。
レジアイスが相手のメタグロスに役割を持たせているため、序盤の安易な水爆破を防いでいる。
が、アイスミロではあまり相手の負担にならないので、水枠は要検討かも。
どうでもいいけどGBAミロカロスは催眠術と怪しい光の同時遺伝不可なのがとてもめんどくさいですね!
- 火力
- 耐久
- 素早さ
- 最速
ここまでで辛いみがきあゲンガー、受け構築などに強いサーナイト。ヘラダースにも強い。結果的にマンダサーナの形にもなった。
マンダサーナというのは、サーナイトは特性のトレースにより偶発対面(2P時)あるいは死に出しでソーナンスをキャッチすることができるので、
マンダストッパーとしてソーナンスが出てきたらサーナイトでキャッチして瞑想6積みで全抜きできる組み合わせのことである。
ナンスキャッチから瞑想で全抜きという動きがまるでBW以降のゴチルゼルのようで、GBAのかげふみ仕様でしか実現できないというのが面白い。
この性能によりソーナンスの選出を抑制しながら、自身の汎用性が高いため、相手のソーナンスの選出に依存しない活躍も期待できるキャラ。
一応レアコキャッチもできるが、瞑想もそれほど積めないだろうしソーナンスほどのリターンはなさそう。
また、すいすいをトレースして上から叩いたりすることもできる。
配分は、まずHSベース。最速を確保し、最速フシギバナやバシャーモの身代わりに同速勝負を仕掛けられるほか、
意地っ張りヘラクロスや遅いサンダーなどを抜けるようになる。
Cは残飯カビゴンの素眠りからの(+2)サイコキネシス連打を想定し、146→147に。
257-166残飯カビゴンを3発で倒せる確率が急所・追加効果抜きで63.2%→83.1%になる。
Hに振った分を適当にBに振り分け、カビゴンとの撃ち合いをやや安定させた。
技構成は、とりあえず一般的な4種。
10万ボルトを炎のパンチにすると、ダースグロス、レアコイル、ナッシーなどの妙なところへの打点になる点が評価されるが、
今回は対ナンスヘルを重く見て10万ボルトに。電気打点は水への崩しが早くなる点も優秀。
ゲンガーへの繰り出しが比較的安定するキャラではあるが、爆破で潰される可能性があるため、
ゲンガーを起点にして全抜きする立ち回り方針は組まない方がいい。
ゲンガーに繰り出したい場合は、あくまでゲンガー単体に強い駒としての役回りに留めておくのがいいと思っている。
【総括】
レジアイス+フォレトスから構築をスタートすると、大体こういう形になる気がする。
フォレトスを使っていて強く思ったのは、エアグロスに比べてカビゴンへの立ち回りが安定しない点。
腕白HDエアームドは特殊カビゴンに向かって撒き菱を撒けたり、鈍いに対して吠えるがあったりして安定感があるが、
フォレトスはカビゴンの技が割れない内は基本的には爆破するか引くかしかなく、立ち回りが難しい。
また、この構築の場合はカビゴンに繰り出しが可能なキャラがボーマンダしかいなく(全員抵抗は可能)、
ボーマンダの回復手段も特にないため、ボーマンダが早い段階でカビゴンから急所や追加効果を貰ってしまうとかなり厳しい。
アイスフォレが爆破を撃てる状態になるまでに如何に周りを削ることができるかという勝負になる。
相手のカビゴンがのしかかりを選択するのにリスクがないのが問題なのかもなあ。
それから、マンダフォレアイス選出の対応範囲が狭めで、サマヨールや地面入りに対して選出が崩される。
対サマヨールにはミロサーナが必要で、対ガラガラサイドンにはミロカロスが必要。フライゴンはサーナイトでもいけるかも。
フォレトスがメタグロスと違って岩を一貫させるため、地面に対してグロスマンダで一貫を消しながら立ち回るといった動きができないのが難しい。
あとフシギバナ入りともまだ戦っていないのでどうなるか。
難しいとか厳しいとかばっかり言ってる気がするが、レジアイス入り構築の一番強い形がどれなのかはまだ分からない。
電磁波サンダーとか入れると面白いかもしれない。
実機対戦は、ビーンさん戦は電磁波と撒き菱がいい感じに働いてボーマンダでカビミログロスを倒して、1192さん戦はトドゼルガ相手にカビミロ選出して零度で崩されました。
参加された皆様ありがとうございました。対戦ログは別途追記したい…です。
(2014/7/13 追記しました。 → ログ)
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