【構築】
ハピナス@先制の爪/天の恵み
控えめ 330-*-62-121-155-93
10万ボルト/冷凍ビーム/瞑想/卵産み
エアームド@食べ残し/頑丈
腕白 171-101-199-*-100-93
ドリル嘴/撒き菱/吠える/守る
サンダー@オボンのみ/プレッシャー
控えめ 197-*-105-177-112-135
10万ボルト/めざ草/金属音/電磁波
ガラガラ@太い骨/石頭
腕白 159-118-144-*-101-87
骨ブーメラン/岩雪崩/燕返し/剣の舞
フシギバナ@クラボのみ/新緑
腕白 183-103-144-*-121-108
ヘドロ爆弾/眠り粉/宿り木の種/光合成
ソーナンス@ラムのみ/影踏み
図太い 265-*-111-*-96-77
カウンター/ミラーコート/アンコール/道連れ
以下解説。
【構築背景】
今までにこのブログに投稿したGBA構築はカビゴン入りもしくはテッカダースガッサで、
GBAプレイヤーとしてはハピナス入りの構築も組み上げたいと以前から考えていた。
ハピナス入り構築を組む方針として、まずはハピナスの型を規定することが求められる。
第一の分岐点は「威張る+身代わり型か否か」、である。
いばみが型はコストは高いもののハピナスの型の中でもカビゴン突破性能が高く、構築全体として他の型とは異なる勝ち筋を演出できる。
ただ、今回はあくまで受け重視の型から組み始めたいと思ったので、ハピナス+エアームドからスタート。
こちらの記事の前段で挙げたハピナス入り構築の課題を踏まえつつ、完成に至った。
【個別解説】
並び順に解説。 ※ダメージ計算は特記しない限り命中率・急所・追加効果等を非考慮
■ハピナス
- 火力
- 171-101ボーマンダを冷凍ビームで1発 [171]176~208
- 167-105までのガラガラを冷凍ビームで2発 [167]85~100
- 耐久
- 素早さ
- 準速サイドン+1
広範囲特殊受け。無振りでもD特化カビゴンを凌ぐ特殊耐久を誇り、更に再生回復持ちでもある。
型の候補としては、瞑想型の他に地球投げ電磁波スキスワ型が挙がった。
後者の型は、対瞑想と状態異常撒きの兼務に加え、ソーナンスやテッカニンの特性を奪える点に優れるものの、
再生回復持ち(ハピナスミロカロス)・地面(ガラガラサイドン)・霊(ゲンガーサマヨール)への隙が大きく、
穴埋めが難しくなって断念した。結果的にそれらにも対抗できる天の恵み+瞑想型とすることに。
自然回復で麻痺を回復できないため、電磁波サンダー+ガラガラ(サイドン)に対する立ち回りはよく考える。
配分は、ガラガラサイドンの上から冷凍ビームを撃ち込みたいので準速サイドン+1、B全振り、C11nで飽和。
持ち物は身代わり+守るスイクンへの対抗策として先制の爪を持たせている。ピントレンズ、光の粉等もアリ。
受け構築のハピナスは、残飯を渡さずとも機能しやすいコストの低さがカビゴンと比較した利点なので、
構築としてはその点を活かしていきたい。
- 火力
- 135-104までのゲンガーをドリル嘴で3発 [135]45~54
- 耐久
- 素早さ
- 準速サイドン+1
物理受けとしての性能は心許ないが、何だかんだで撒き菱・吠える・ノーマル飛行耐性・撒き菱キャラで唯一の地面無効が優秀。
通常型のエアームドは基本的に対メタグロスが安定しないため、守る+食べ残し型での採用を試みた。
配分は準速サイドン抜きのSを維持しながら、耐久ラインは対メタグロスを重点的に見据えたもの。
まず対鉢巻メタグロスにおいて、守る残飯まで持たせるなら鉢巻コメットパンチを5耐えくらいはしたいと思い、
「命中率・急所率込み、追加効果抜き」の205(204)鉢巻コメットパンチの残飯×7(守るを3回ほど挟む前提)込み5耐え確率を計算したところ、
B193~195(62.11%)、B196,198(75.06%)、B199~204(82.77%~83.15%)となった(Hは171)。
これ以上Bを上げてもほぼ頭打ちで、B209でも86.12%である。
この結果を受けて、103メタグロスの雷パンチのダメージも見ながら上記の配分に決定した。
実戦論的にはコメットパンチが外れた際には行動回数を稼げたり、Aupを引かれたりという要素もある。
眠るを持たないことでサマヨール受けにはならないものの、サマヨールは瞑想ハピナスの起点にできる。
守るに加え、状態異常や宿り木を絡めてメタグロス以外も色々と誤魔化していきたい。
■サンダー
- 耐久
- 素早さ
- 最速キノガッサ+1
耐久振りでの電磁波撒きと金属音の火力を両立した重戦車サンダー。
当初は電磁波眠る@カゴ型で考えていたが、霊が不在で構築全体のカビゴンへの打点に乏しく、
特に眠る残飯カビゴンの1枚残しなどが厳しそうだったので、サンダー自身にカビ決定力を持たせた。
これにより、サンダーハピ+1といった選出の際に立ち回りやすくなっている。
キノガッサの処理ルートが少ないことから、Sは135。
Hcsに割いた上でヘルガーへの繰り出し性能は維持しておきたかったため、オボンを持たせた(オボン確定発動ラインのDに設定)。
H振り+オボン+金属音でカビゴンとの撃ち合い性能はそれなりに高いものの、140恩返しでぴったり3発な点には注意。
■ガラガラ
- 火力
- 耐久
- 素早さ
- 準速ソーナンス+2
ハピエア軸で重いサンダース+メタグロスや、バシャーモ・デンリュウ等の両刀に対抗できるガラガラ。
技構成・配分はカビガラサンダーのガラガラとほとんど同じで、ラティ対策のめざ霊を燕返しに。
耐性が少ないためサポートなしでは繰り出しにくい側面はあるものの、身代わり・影分身系統や受け構築に強いだけでなく、
サイドンに比べてサンダーグロスや炎のめざ水に対する行動保証がある(裏への負担が掛からない・釘付けされにくい)など、評価できるポイントは多い。
- 火力
- 202-106ナッシーをヘドロ爆弾で2発 [202]102~120
- 耐久
- 素早さ
- 準速ナッシーオムスター等+1
毒々持ちの水電気対策としてフシギバナ。
構築にハピナスとサンダーがいるため、Dに振らずにBに寄せた配分とした。
一般的に(ヘド爆)フシギバナは、拘り鉢巻4強であるマンダヘラグロスサイドンにはそれほど強くないという問題を抱えているが、
187鉢巻めざ飛(>194鉢巻メガホーン)を耐えるラインまで物理耐久を引き上げ、場合によっては対面から眠り粉を撃つ選択肢を確保した。
エアームドやガラガラが特殊ボーマンダに弱いという事情もあり、ボーマンダへの対抗策はできるだけ増やしておきたい。
サイドンの剣舞地震を耐えて役に立ったことも。
カビゴンもある程度誤魔化したく、のしかかり・雷や電気の電磁波の被弾を想定してクラボを持たせた。
攻撃技は、キノガッサを始めとする草に隙を見せたくないためヘドロ爆弾を採用。
- 耐久
- 素早さ
- 4振りハピナス+1
BDを削ってSに振ったソーナンス。
ハピエアの並びは相手の地面(ガラガラサイドンバクーダ)のSラインが気になり、最初はハピエアナンス共に準速サイドン抜きとなる最速(S93)での運用を考えていた。
(ソーナンスを入れると最速ナンス抜きのS94にする必要がないのはちょっとした利点である。)
が、構築全体でバシャーモが重いため結局大文字2耐えの配分とした。
205ボーマンダの鉢巻めざ飛、194サンダーの10万ボルト、(183オムスターの雨雫ハイドロ)は確定で2発(1発)耐えることができる。
この構築におけるソーナンスの主な役割は、ナンスキャッチ対策、対カビゴン地面といったところ。
他にもバナナンス、積みや撒きサポート、ヘラクロスの鉢巻瓦割りキャッチ、合わせソーナンスなど、色々ありそう。
【課題・留意点など】
- ハピエアバナ選出で状態異常と宿り木を絡めて残飯エアームドで粘る方針は、鈍い眠る1枚残しに注意
- サンダー、ガラガラの選出基準(安易に受けを重視しない)
- 霊(ゲンガーサマヨール)・ノーマル耐性決定力(メタグロスサイドン)・その他岩(レジロックアーマルドゴローニャ)あたりがいないため、カビゴンへの立ち回りが窮屈になりがち
- 身代わり気合パンチゲンガー+ソーナンス、特殊ボーマンダ+ソーナンスに弱い
- カビサマヨは全員抜いてはいるものの、構築全体のSが低い(上からの番狂わせに対してリカバリーできるか)
- Sの低さに加えてサマヨールがいないため、ゲンガーアイスなどの特殊爆弾→サンダーを通されやすい
- 地面枠のSラインが上がってくると辛い
- フシギバナ→何かへの変更もアリ(残飯やラムを渡してもよい、鉢巻カゴも余っている)
- ゲンガーの投入案(型を速度的に噛み合わせられるか)