【GBA】対戦会使用構築:サンダーサイドン

くどやんさん主催のGBA対戦会で使用した構築です。

【構築】

ハピナス@先制の爪/天の恵み
控えめ 330-*-62-121-155-93
雷/冷凍ビーム/瞑想/卵産み

フォレトス@オボンのみ/頑丈
腕白 181-117-201-72-84-61
地震/電磁砲/撒き菱/大爆発

サンダー@カゴのみ/プレッシャー
控えめ 191-*-106-166-110-152
10万ボルト/めざ草/電磁波/眠る

サイドン@拘り鉢巻/石頭
意地 183-198-142-*-69-87
地震/岩雪崩/ロックブラスト/メガホーン

ゲンガー@食べ残し/浮遊
せっかち 145-103-72-151-109-168
10万ボルト/冷凍パンチ/気合パンチ/身代わり

ナッシー@ラムのみ/葉緑素
控えめ 199-103-108-160-86-107
サイコキネシス/眠り粉/宿り木の種/大爆発


以下解説。


【構築背景・構築プロセス】

この構築のベースはハピエアナンス

以前からハピナス+エアームドの形を考えていたが、結局エアームドは対メタグロスが不安定であり、
エアームドの受け負担軽減のためハピナスに電磁波を持たせると、
瞑想スイクン・自己再生ミロカロスを他で対策するかハピナスの型をいばみが型とする必要が生じる。
そこで、瞑想ハピナスの10万ボルトを雷に差し替えることで対水性能を落とさずに麻痺撒きの期待値を高めることにした。

それでも電磁波サンダー+鉢巻グロスに対してハピエア選出では安定しないため、
メタグロスを緩和できるフォレトスハピナスと組ませるところから構築をスタートした。

エアームドフォレトスに差し替えることで、

  • メリット
    • 対鉢巻グロス緩和、対雷パンチグロス安定
    • 電磁砲による麻痺撒き
    • 大爆発という即効性のある打点の確保
    • レアコイルに強くなる(電気が等倍・電気に打点を持てる)
    • 氷耐性(冷凍ビーム+絶対零度のラプトドやレジアイスに強め)

  • デメリット
    • 地面耐性がない(代わりにサイドンに対する地震・ガラガラに対する大爆発などの打点を持てる)
    • 飛行耐性がない
    • ヘラクロスボーマンダに対する打点が不安定
    • カビゴンの前で安易に撒き菱を撒くことができない(炎が4倍・吠えるがないため)
    • 吠えるがない(サマヨールや身代わり・積み技に薄くなる)

などのメリット・デメリットが挙げられる。

対瞑想・サマヨール・身代わりとしてハピナスの型は先制の爪持ちの瞑想型から変更なし。
ハピナスの電気技を雷にしたことにより対身代わり+守るスイクンができなくなったこと、
また、サンダーのSはヘラクロスを抜いておくと立ち回りやすいという見解から、サンダーは準速まで引き上げた。

ガラガラはやはり耐性に難があり、選出に組み込みにくかったためサイドンに変更。
麻痺撒きとの相性やバシャーモデンリュウへの性能はガラガラと似ているものの、
カビゴンへの繰り出しやすさを評価しての採用である。
フォレトスにない飛行耐性をサンダーサイドンの2体で確保する形となった。

ガラガラ→サイドンの変更により相手のガラガラサイドンに薄くなったため、フシギバナはナッシーに変更。
最後にソーナンスの枠は、元々重かった対ヘラバナガッサの補強でゲンガーに差し替えた。
ナッシーまでの5体の中で食べ残しを持つことで劇的に性能が変化するキャラがいないことや、
状態異常を多く撒く構築であるため麻痺したカビゴンなどに遂行しやすい型が求められることから、
ゲンガーは食べ残し持ちの身代わり+気合パンチ型を採用した(威張る型でない理由は後述)。


【個別解説】

並び順に解説。 ※ダメージ計算は特記しない限り命中率・急所・追加効果等を非考慮

ハピナス

  • 火力
    • 171-101ボーマンダを冷凍ビームで1発 [171]176~208
    • 167-105までのガラガラを冷凍ビームで2発 [167]85~100

  • 耐久
    • 205メタグロスの鉢巻コメットパンチを耐える [330]278~328
    • 194サンダーの金属音→10万ボルトを2耐え [330]136~160
    • 156ボーマンダの瓦割りを94.6%で2耐え [330]144~170
    • 99サンダーのドリル嘴を急所率込みで70.5%で4耐え [330]73~87


変更点は10万ボルト→雷のみ。詳細は前掲した記事のハピナスを参照。
対身代わり+守るスイクン性能は落ちたものの、対ジュカインを見て持ち物は先制の爪。
瞑想型は能動的に決定力を担保できている点が他の型との大きな違いであると感じている。


フォレトス

  • 耐久
    • 205メタグロスの鉢巻コメットパンチをオボン込みで4耐え [181+30]43~51
    • 205メタグロスの鉢巻地震をオボン込みで3耐え [181+30]58~69
    • 194ヘラクロスの鉢巻瓦割りをオボン込みで96.3%で3耐え [181+30]62~73
    • 194サンダーの雷を92.3%で耐える [181]158~187

  • 素早さ
    • 4振り


メタグロスを緩和する目的で採用したフォレトスレジアイス入り構築フォレトスも参考に。
エアームドとの比較は上記の通りで、メタグロスへの打点がある・電磁砲で浮いているキャラに抵抗できる・大爆発により腐りにくい、という3点が大きい。


■サンダー

  • 火力
    • 147-198サマヨールを10万ボルトで急所率込みで83.3%で3発 [147]46~55

  • 耐久
    • 205メタグロス(ボーマンダ)の鉢巻岩雪崩を92.3%で耐える [191]164~194
    • 92ゲンガーの大爆発を97.4%で耐える [191]163~192
    • 151ゲンガーの冷凍パンチを2耐え [191]79~94
    • 178ボーマンダの竜の牙ドラゴンクローを99.7%で2耐え [191]81~96

  • 素早さ
    • 準速


配分・技・持ち物を変更。上記の通りSを準速まで引き上げた。
水格闘鋼に強く、サイドンと好相性な耐久振り電磁波サンダー。
4枠目の技は、サイドンの採用により対カビゴンが厚くなったことから金属音→眠る@カゴとした。


サイドン

  • 火力
    • 172-211エアームドを鉢巻岩雪崩で命中率・急所率・残飯×2込みで66.6%で3発 [172+20]61~72


ハピエアナンスの課題の一つであったカビゴンの安定した受け先として採用した鉢巻サイドン
ハピナス軸の構築における立ち位置として、ガラガラに比べてノーマル耐性の有無が最も大きな違いであると感じている。
身代わり・受け構築・カウンターへの強さはガラガラと似ているが、サイドンは対面性能が低く釘付けされやすいため後続でサポートを行いたい。
配分は、Aに振り切った意地ヘラクロスが減っていることからBを削ってSに回した。
また、ラティありルールでの使用を想定してサブウェポンはメガホーンを選択した。


■ゲンガー

  • 火力

  • 素早さ
    • 最速100族+1


ヘラクロスを筆頭に穴埋めに便利なゲンガー。
上記の通り、状態異常を多く撒く構築であるため麻痺したカビゴンなどに遂行しやすい身代わり+気合パンチ型とした。
当初は威張る型を採用していたものの、型を変更した理由はハピナスフォレトスの決定力の発揮が遅く、
長期のサイクル志向においては(交換すれば治る)混乱のアドバンテージを活かしにくいと感じたからである。
(ハピナスカビゴンに負担を掛けられないため、ゲンガーが鬼火を使わない手段で相手のカビゴンの裏に負担を掛ける必要がある。)

ヘラクロスが危うい配分となっているが、対鉢巻ヘラ(グロス)におけるこのゲンガーの動かし方としては、
ハピナスフォレトスに一貫している鉢巻瓦割りや鉢巻地震を透かして身代わりを展開する、といった想定をしている(一例)。
また、ラム持ちでないため対バナガッサ性能は対面限定に留まっている。


■ナッシー

  • 耐久
    • 205メタグロスの鉢巻コメットパンチを耐える [199]161~190
    • 101エアームドのドリル嘴を97.6%で2耐え [199]86~102
    • 194サンダーの雷を2耐え [199]76~90

  • 素早さ
    • 準速


対ガラガラサイドンとして投入したナッシー。
ルンパッパも候補に挙がったが、相手のハピナスに無抵抗なキャラが多いと立ち回りにくいと思い大爆発ナッシーとなった。
サンダーやゲンガーに対する対面性能を評価し、選出枠圧縮を期待しての採用でもある。
持ち物はラムを持たせてキノガッサへの対面性能を確保した。
オボン持ちの場合は、199-103-106-160-88-107と振ると121ミロカロスの冷凍ビームでオボンが確定発動して94.6%で2耐え、となる。


【総括】

戦績は4試合で3勝1敗。

瞑想ハピナス入りの構築を長い間考え続け、ようやく納得のいく形に組み上げることができた。
最後に、運営スタッフの皆様ならびに参加された皆様はお疲れ様でした。貴重な対戦の機会をありがとうございました。