【GBA】ハピナス入り構築の変遷

ラティありルール、ラティなしルールの思考が混在しています。

■最初のきっかけ(2015年夏)

【GBA】くどオフ使用構築:カビガラサンダー

ハピナス入り構築を本格的に組もうと思ったのは、第1回くどオフの構築を考え始めた時。
ラティありルールを初めて考えるにあたり、対ラティアスをこなせるハピナスに着目した。
ハピナス入り構築が解決すべき課題として、毒々・瞑想(ミラー含む)・受け構築・カビゴン・ガラガラサイドン・(身代わりバトン)サンダース+メタグロス・両刀等を挙げている。
結果的にオフではカビガラサンダーを使用しているが、当時の思考過程が記述してある。
当初はハピナス+腕白HD@残飯エアームドの形で考えていたが、毒々と瞑想を無理なく見れるカビゴンから組む方針に転換を図ったようだ。


■ハピエアナンス(2015年秋)

【GBA】構築:ハピエアナンス

初めてまともに組んだハピナス入り構築。
当初候補として挙がっていた地球投げ電磁波スキスワ型を断念した結果、再生回復・地面・霊にも対抗できる天の恵み+瞑想型を採用している。
エアームドは守る+食べ残し型での採用で、対鉢巻グロスはまだまだ不安定。
エアームドの「物理受けとしての性能は心許ないが、何だかんだで撒き菱・吠える・ノーマル飛行耐性・撒き菱キャラで唯一の地面無効が優秀」という評価はずっと変わっていない。
この構築を使ってカビゴンとは違った瞑想ハピナスの安定感を知ることができたが、記事の通り課題も多い。特に、
・霊(ゲンガーサマヨール)・ノーマル耐性決定力(メタグロスサイドン)・その他岩(レジロックアーマルドゴローニャ)あたりがいないため、カビゴンへの立ち回りが窮屈になりがち
という点が致命的である。
また、特殊ボーマンダ+ソーナンスに弱いというのは現在にまで至る課題である。


■サンダーサイドン(2016年初頭)

【GBA】対戦会使用構築:サンダーサイドン

ハピエアナンスの派生で、フォレトス入りを組んだ。
エアームドフォレトスの性能を比較しており、フォレトスの対メタグロスの安定感を評価しての組み始めであった。
ガラガラはやはり耐性に難があるとし、サイドンを採用している。元々重かった対ヘラバナガッサの補強でゲンガーも採用。
ハピナスの10万ボルトを雷に差し替えることで対水性能を落とさずに麻痺撒きの期待値を高め、対身代わり+守るスイクンができなくなったことからサンダーを準速まで引き上げた。
個人的になかなか使いやすい構築であるが、最近は地震カビゴンを見かけることが増えた点が向かい風か。
また、身代わり気合パンチ型のゲンガーは現在は安定感がなくなっており、この型だとハピフォレゲンガー選出がしにくくなっている。
ナッシーの枠に関してはあまり選出機会がないため、変更しても良い。


■ハピエアゲンガー(カウンターエアームド入り)(2016年秋)

【GBA】対戦会使用構築:ハピエアゲンガー(カウンターエアームド入り)

エアームド入りにはしばらく進展がなかったが、カウンターエアームドを思い付いて組んだ。
カウンターの導入によって鉢巻グロスに押し切られることが大幅に減少した。
また、カウンターに加えて試験的にドリル嘴を秘密の力に変更してみた。
そして、対カビゴンにおいてゲンガーから崩されるケースが多かったため、ゲンガーの型を眠る型に変更。
これによってカビゴン+鉢巻メタグロス+サンダーにサイクル勝ちできるようになった。
カウンターエアームド+眠るゲンガーの形は現在も続いており、安定感がある。

当時まとめたtogetterも参考に。
GBAエアームドについての考察(2011~2016) - https://togetter.com/li/1033932


■ハピエアゲンガー(repackage)(2017年春)

【GBA】第3回くどオフ使用構築:ハピエアゲンガー(repackage)

第3回くどオフで使用した構築。
サンダーを吠えるラティアスに変更し、対瞑想吠えるスイクン・身代わり関連・地面・サンダーゲンガーを補強。
それに伴ってメタグロス耐性を1枚失ったので、サイドンの枠にラグラージを起用。
これによって「対レアコイル入りにおいてエアームドが選出できない場合に、サンダーに掛かる負荷が大きい」と感じていた問題も解消した。
ただし、大爆発による役割集中についてはまだまだ厳しいところがある。
・ゲンガーの型が追い打ちヘルガーブラッキーに弱い → ×
・毒々に対して選出択で解消する程度の対策しかできていない → ×
の2点が明確な課題として残っている。

オフ参加後、前々から頭の片隅にありつつ放置していたゲンガーの技構成について、以下の記事にまとめた。

【GBA】受け構築におけるゲンガーの技構成について


■ハピエアマルド(2017年夏)

【GBA】第4回くどオフ使用構築:ハピエアマルド

第4回くどオフで使用した構築。
第3回くどオフで瞑想ハピナスミラーが複数回発生したことを受け、ハピナスを地球投げ+毒々+光の壁型に変更。
2015年秋から通して初めてハピナスの型を変更した。
この変更に伴って対ゲンガーサマヨ・対ハピエアサマヨができなくなったため、ソーナンスに代わってアーマルドを起用。
壁+アーマルドの強さや大爆発耐性の向上を思った以上に感じることとなった。
当初から比べるとハピエア以外の4体が全員入れ替わっており、ハピエアの型も変わっている。
ゲンガーの技構成については鬼火を気合パンチに変更(カビゴンへの遂行・対追い打ちキャラ)。この点についてはまだ結論が出ていない。
ハピナスの型は正しかったと思う反面、やはり対ゲンガーの選出が窮屈
・相変わらず雷パンチメタグロス、大文字ボーマンダに選出段階で弱め
・実はいばみがプテラが重い
といった課題が現状では残っている。

【GBA】第4回くどオフ使用構築:ハピエアマルド

1192さん主催の第4回くどオフで使用したGBA構築です。
結果は4勝2敗で予選落ちでした。

【構築】

ハピナス@先制の爪/自然回復
穏やか 330-*-61-*-187-94
地球投げ/毒々/光の壁/卵産み

エアームド@食べ残し/頑丈
腕白 171-100-209-*-90-94
ドリル嘴/カウンター/撒き菱/吠える

ラティアス@ラムのみ/浮遊
臆病 175-*-110-140-151-178 (理想値:175-*-111-142-151-178)
ドラゴンクロー/波乗り/吠える/自己再生

ラグラージ@拘り鉢巻/激流
やんちゃ 175-178-115-105-99-108
地震/のしかかり/岩雪崩/ハイドロポンプ

ゲンガー@オボンのみ/浮遊
臆病 159-81-93-151-95-168
10万ボルト/サイコキネシス/気合パンチ/眠る

アーマルド@カゴのみ/カブトアーマー
意地 182-159-120-81-131-67
ロックブラスト/はたき落とす/剣の舞/眠る


以下解説。

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金銀(一撃なし2000ルール)とGBAシングルの相違点

この前2年ぶりくらいに金銀を再開して、色々な構築を組んで対戦していた。
未だに初心者同然の私であるが、GBA勢から見て個人的に印象に残ったことなどを書いてみる。


バンギラスの存在と大爆発

最近の金銀対戦に対する私のイメージとしては、いわゆる三銃士(パルシェン、ナッシー、フシギバナ)の何体かをサポートに据え、
撒き菱・眠り粉・宿り木などを撒いてドッカンドッカンして勝つというものであった。
したがって私もそういった構築を組んで対戦してみたところ、まずバンギラス入りへの大爆発のタイミングが安定しないということが分かった。
GBAにはバンギラスに相当するほどの汎用性を持つ岩タイプが存在せず、
爆発に耐性を持つ上位キャラはゲンガー、サマヨールメタグロスエアームドフォレトスサイドンレジロックアーマルドあたりである。
主要な爆発持ちであるメタグロス、ゲンガー、フォレトスレジアイスレジロックマタドガスバクーダ等は、
これらの爆発受けに対して強い打点や鬼火等を持つことが多く、爆発を受ける立場からすると繰り出しが安定しないという問題がある。
このため個人的には金銀よりGBAの方が爆発の通りが良く、狙った相手に爆発を当てやすいと思った。
ただし、爆発の火力は金銀>GBAであるため、通った時のアドバンテージは金銀の方が大きいかもしれない。


■50カビゴンが脆い

50カビゴンの特殊耐久は266-161であり、GBAでいうと257-166カビゴンとほぼ同等の水準である。
GBAの257-166カビゴンといえば食べ残しを持てばそれなりに硬く、そこそこ信頼できる特殊耐久である。
この水準の特殊耐久でねむねごなら食べ残しを持たなくても間に合っているのかな?と思った。
50カビゴンの型は、主に自爆型とねむねご型がメインになると思われる。
どちらの型も使ってみたが、相手の55エースの特殊技で驚くほどHPが削れていき、安易にサイクル戦に持ち込んではいけないと悟った。
そうした中で、たとえ受けを完遂できなくても腐りにくいのは自爆型だと思った。


■55カビゴンが硬い

逆に、55カビゴンは生半可な火力では突破できないと感じた。
GBAカビゴンを特殊キャラで突破する手段は金属音、瞑想、鬼火、宿り木、いばみが、天候など色々とある。
宿り木、いばみが、天候は金銀にもある要素だが、金銀の55カビゴンは硬い上に眠るをほぼ確実に搭載しており、
金属音・瞑想などCD関係に訴えかける技が少ないため特殊キャラ単体で突破するのはGBAよりハードルが高い。
物理の火力もGBAより控えめであり、したがって圧殺される可能性も高くなる。
50自爆カビゴンの汎用性と55カビゴンの硬さを見て、カビゴンがどっしりと鎮座している環境だと感じた。


カビゴンのサブ技の違い

金銀カビゴンのサブ技は地震、爆裂パンチ、炎技、電磁砲、カウンター、自爆、寝言、そして積み技に腹太鼓もある。
GBAカビゴンのサブ技は炎技、雷、地割れ、シャドーボール、カウンター、自爆等が多く、地震や腹太鼓、欠伸(+守る)は実戦で見る機会が少ない。
比較すると、金銀カビゴン地震や爆裂パンチ、自爆、寝言の所持率が高く、GBAカビゴンは炎技、雷、カウンターの所持率が高い。
これは主にゲンガーが浮いているかどうか、バンギラス・拘り鉢巻が存在するかどうかが大きな要素であると思われる。
また、GBAカビゴンの耐久はカツカツであるため捨て身タックルの所持率は低い。


■撒き菱が強い

金銀の主要な撒き菱持ちはパルシェンフォレトスGBAエアームドフォレトスである。
金銀と比較してGBAの撒き菱は「重ねがけできる」というのが最大の特徴であるが、撒き菱の撒きやすさは金銀の方が上である。
それは、金銀パルシェンの汎用性が高いというのはもちろんであるが、個人的に「カビゴン対面で撒けるかどうか」という点が大きい。
GBAカビゴンは上記の通り炎技の所持率が高いため、エアームドフォレトスカビゴン対面での行動が安定しない。
金銀は50カビゴンが炎技を持っていることはあるものの、高レベルカビゴンが持っていることは少なく、フォレトスの行動も安定する。
したがってパルシェンが単純に強いという他に、撒き菱を撒きやすい環境にあるという点も撒き菱をよく見る要因だと思った。
また、撒き菱+遺伝子ケンタロスという後の世代のステルスロック的な使い方や、いわゆる昆布戦術が発展している点など、GBAでも参考にしたい点が数多くある。


■三銃士の汎用性が高い

三銃士を使って対戦していたところ、相手の三銃士が奇跡の実や薄荷の実、めざ虫や草技を持っているか分からず「三銃士同士の対面が安定しない」ということが分かった。
このため、三銃士の光と闇の果てしないバトルから脱却した、三銃士に依存しない構築を模索していた。
そうして三銃士が少ない(採用しない)構築で対戦してみたところ、役割が足りず、生じた隙からカビゴンなどにボコボコにされるという事態が発生した。
ここで、多くの役割を持つことができる三銃士の必要性、構築を組むことの難しさを実感した。


■ミラーマッチの多発とS関係

カビゴンや三銃士に限らず他世代でもミラーマッチというのは発生すると思うが、
金銀の同レベル・同種族のミラーマッチはほぼ間違いなく同速関係になるという点が特徴的である。
ミラーマッチは型だけでなく、当然ながらS関係も大きく勝敗を左右する要因となる。
ただでさえ安定しないミラーマッチが、同速関係になることによってより安定しないものとなっていると思った。
このため50のやどみがも安定しにくく、やどみががそれなりに多く下から爆発を選択しにくいGBAフシギバナなどとの状況の違いも感じた。

【GBA】受け構築におけるゲンガーの技構成について

【概要】

受け構築におけるゲンガーは、当然ながらカビゴンに対する遂行性能が求められる。
具体的には、ノーマル技/特殊技/鈍い/眠る@残飯という構成のカビゴンに対して、
「特殊技を撃たないことによるゲンガーを寝かせない立ち回り」に対応する必要がある。
また、上記の遂行性能を保ちながら、

も用意しておきたいところである。
これらの点を考慮しながら、ゲンガーの技構成を考えていきたい。

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