1192さん主催の第4回くどオフで使用したGBA構築です。
結果は4勝2敗で予選落ちでした。
【構築】
ハピナス@先制の爪/自然回復
穏やか 330-*-61-*-187-94
地球投げ/毒々/光の壁/卵産み
エアームド@食べ残し/頑丈
腕白 171-100-209-*-90-94
ドリル嘴/カウンター/撒き菱/吠える
ラティアス@ラムのみ/浮遊
臆病 175-*-110-140-151-178 (理想値:175-*-111-142-151-178)
ドラゴンクロー/波乗り/吠える/自己再生
ラグラージ@拘り鉢巻/激流
やんちゃ 175-178-115-105-99-108
地震/のしかかり/岩雪崩/ハイドロポンプ
ゲンガー@オボンのみ/浮遊
臆病 159-81-93-151-95-168
10万ボルト/サイコキネシス/気合パンチ/眠る
アーマルド@カゴのみ/カブトアーマー
意地 182-159-120-81-131-67
ロックブラスト/はたき落とす/剣の舞/眠る
以下解説。
構築背景・構築プロセス
例によって、前回のハピナス入り構築を振り返ってみる。
■ハピエアゲンガー(repackage)
【GBA】第3回くどオフ使用構築:ハピエアゲンガー(repackage)
前回の構築記事では、
>・ゲンガーの型が追い打ちヘルガーブラッキーに弱い → ×
>・毒々に対して選出択で解消する程度の対策しかできていない → ×
>下2つの項目に関しては全く解消できていないため、今後の課題としたい。
としている。
また、第3回くどオフでは瞑想ハピナスミラーが複数回発生した。
従来の構築においてハピナスを瞑想型で採用し、「瞑想ハピナスミラーは5分の勝負」と割り切っていた私も、
さすがに相手の瞑想ハピナスが無視できない存在となってきた。
そこで、ハピナスを地球投げ+毒々+光の壁型で採用することから構築を組み直すことにした。
(ピントレンズを持たせると瞑想ハピナスミラーの勝率は上がるが、先制の爪を手放すと身代わり瞑想、いばみがハピナスなどが厳しくなる。)
ハピナスミラーで強い毒々持ちであるが、瞑想を持たないことによって対応できなくなる範囲も生まれてくる。
ハピナスの型の変更により、
といった問題が挙げられる。
1つ目の項目の対ゲンガーサマヨに関して、従来の構築では対ゲンガーをハピナスに任せることが多いだけでなく、
サマヨールは瞑想ハピナスの起点にする(ハピエアサマヨは瞑想ハピナスで見る)という構えでいたため、
ゲンガーサマヨへ繰り出せるキャラ、更にハピエアサマヨを突破できる新たな単体or構造が必要になる。
ここで、対ゲンガーサマヨ・対ハピエアサマヨという要請を満たしながらハピエアと同時選出しやすい(カビゴン+αを見れる)アーマルドの採用を決めた。
アーマルドと変更する枠であるが、
- ハピナス……広範囲特殊(金属音サンダー、瞑想ライコウスイクン含む)
- エアームド……撒き菱吠える、広範囲物理、シャドボカビゴン
- ラティアス……地面、レアコイル+グライガー、バシャーモデンリュウニョロボン等の二刀
- ラグラージ……岩、地面、レアコイル入り、メタグロス、レジスチル
- ゲンガー……カビゴン、ヘラクロス、地面、バナガッサ
- ソーナンス……ソーナンスミラー、カビゴン、地面、広範囲物理
前回の6体を見渡してみると、ソーナンスの役割が対ソーナンスを除くと薄いと気付く。
また、ハピナス自身は型変更により地面への強い打点を失ってしまったが、ラティアスラグラージゲンガーは対地面をこなせる枠であり、
ソーナンスの枠まで対地面性能に拘る必要はないのかもしれないと考えた。
ソーナンス以外の枠は現状では替えが効かず、ハピナスに毒々を搭載したこともあり、最終的にソーナンスをアーマルドと差し替えることにした。
ソーナンス→アーマルドの変更により、2つ目の項目の「対地面ボーマンダ」に関しては悪化、「対エアームドジュカイン」に関しては良化している。
悪化した部分については、選出・立ち回りで対応できる範囲であると判断した(評価:△)。
3つ目の対レアコイルに関しては、ラティアスやラグラージがいるので問題ない(評価:○)。
4つ目の単体性能の低下については、もう少し実戦を重ねてから検討したい(評価:?)。
続いて、前回の構築で解消できていなかった、
という課題に関して、やはりゲンガーの型を見直すことにした。
受け構築のゲンガーの技構成について考察したこちらの記事を改めて見てみると、気合パンチを搭載することが妥当に思えた。
ヘルガーを気合パンチ+10万ボルトの組み合わせで倒すため10万ボルトは確定。受け構築なので眠るも確定。
残りはサイコキネシスor鬼火であるが、さすがに地面への打点が鬼火だけというのは欠陥だと思い、サイコキネシスに落ち着いた(評価:×→○)。
- 毒々に対して選出択で解消する程度の対策しかできていない
という課題に関しては、ハピナスの型変更に伴い特性を自然回復に変更し、ハピナス選出時の余裕を増やした。
ソーナンス→アーマルドの変更もプラス要素である(評価:×→○)。
構築全体としては詰みを解消した代わりにパワーが落ちている感があり、特にハピナスの型を受け方面に寄せている(天の恵みによる紛れを求められない)分勝率の上積みには期待できないかもしれない。
個別解説
並び順に解説。 ※ダメージ計算は理想値前提で、特記しない限り命中率・急所・追加効果等を非考慮
ハピナス (選出回数:6回/6戦 勝率:4/6)
- 耐久
光の壁は、瞑想を手放したことによって不安定になった金属音サンダー、瞑想ライコウスイクンハピナスを見て導入した。
配分は、サンダーの金属音10万×2+通常10万を耐えるラインまでDに割いた。
また、ソーナンスを外したことによって一応相手の最速ソーナンスを意識し、Sを1だけ引き上げた。
手負いのメタグロスの上から地球投げを入れることを重視するなら、よりSに割いてもよい。
・対毒みがまもライコウ……身代わりターンの爪発動待ち(比較的不利)
・対瞑想眠るライコウ……素眠りまで追い込んでラティエアで吠えるorラグラージで崩す(菱を撒いていれば崩しが速くなる) ※(+6)10万ボルトでハピナス乱数2発
・対みがまも瞑想スイクン……身代わりターンの爪発動待ち(比較的有利)
・対瞑想眠るスイクン……素眠りまで追い込んでラティエアで吠える(菱を撒いていれば崩しが速くなる) ※地球投げを4発耐えられる
エアームド (選出回数:5回/6戦 勝率:4/5)
- 火力
- 135-104までのゲンガーをドリル嘴で3発 [135]45~54
- 耐久
- 205(204)メタグロスの鉢巻コメットパンチを命中率・急所率・残飯×7込みで86.12%で5耐え [171+70]41~49
鉢巻メタグロスを筆頭とした物理、シャドボカビゴンの1枚残しへの対抗策としてカウンターは外せない。
攻撃技に関しては、ハピナスの型変更によって決定力の発揮が遅くなるため格闘への迅速な打点が必要であり、
ハピナスとエアームドの両方がゲンガーに打点がないというのは詰みが発生しやすくなってしまうので、秘密の力をドリル嘴に戻した。
配分は、ハピナスと同様に最速ソーナンスを意識してSを1だけ引き上げた。
ラティアス (選出回数:2回/6戦 勝率:1/2)
- 耐久
- 素早さ
- 最速
前回から変更なし。詳細は前掲した記事のラティアスを参照。
ラグラージ (選出回数:0回/6戦 勝率:-)
- 素早さ
- 準速ハピナスナッシー+1
前回から変更なし。詳細は前掲した記事のラグラージを参照。
- 耐久
- 素早さ
- 最速100族+1
鬼火を気合パンチに変更し、それに伴い配分を変更。詳細はこちらの記事を参照。
アーマルド (選出回数:4回/6戦 勝率:2/4)
- 火力
- 177-104フシギバナの身代わりをロックブラスト2段目で確定破壊 [177]22~27
- 耐久
- 素早さ
- 余り(下降補正デンリュウと同速)
ソーナンスに代わって投入されたアーマルド。
アーマルドの役割はサマヨールに近いものがあり、ゲンガーサマヨに加えてレジアイスやバシャーモも見ることができる。
よって、これまでの課題の一つであった「ゲンガーレジアイスなどの特殊爆弾→サンダーを通されやすい」に対しても厚くすることができた。
サマヨールと比較したアーマルドの利点は、「先制の爪に頼らずに身代わり関連を見れる」「自然な型でハピエアサマヨを突破できる」という2点が大きい。
ただ、ハピエアマルド選出はカビゴン込みの選出に対して必死ゲーになる感は否めない。
また、対バシャーモを重視するなら慎重HD振りが求められるが、ラティアスがいることもありある程度切ることにした。
対戦結果
■予選
- たいやきさん ○
メタグロス ガラガラ レジアイス ギャラドス ヘルガー ソーナンス
→ レジアイス ガラガラ ギャラドス | poe:エアームド アーマルド ハピナス
- あめりさん ○
ニドクイン ガラガラ サンダー ヘラクロス メタグロス ラティアス
→ ニドクイン ラティアス サンダー | poe:ゲンガー ハピナス エアームド
- えっちゃそさん ○
カビゴン ガラガラ サンダー メタグロス ゲンガー ラティオス
→ ゲンガー カビゴン メタグロス | poe:エアームド アーマルド ハピナス
- シンさん ×
カビゴン エアームド ライコウ サマヨール ミロカロス メタグロス
→ メタグロス エアームド カビゴン | poe:アーマルド エアームド ハピナス
- もっきーさん ○
メタグロス サンダー ゲンガー スイクン レジアイス バクーダ
→ メタグロス レジアイス サンダー | poe:ラティアス エアームド ハピナス
- くどやんさん ×
ハピナス フォレトス エアームド ラグラージ ゲンガー ソーナンス
→ ハピナス ラグラージ フォレトス | poe:ラティアス ハピナス アーマルド
雑感
- Dに振った壁ハピナスは従来に比べて段違いに硬く、信頼できる特殊耐久
- ハピナスの型は正しかったと思う反面、やはり対ゲンガーの選出が窮屈
- ゲンガーは1度しか選出せず、鬼火or気合パンチの是非については保留
- 対地面はこの程度の対策レベルで十分相手にできる
- アーマルドの導入による大爆発耐性の向上を思った以上に感じた
- 対カビゲンガーなどでアーマルドの数値は足りなくなりがちで、それを補う壁+アーマルドがなかなか良い
- カビゴンがいない構築へのラティアスが強い
- ラティアスの配分は深く考えていないが、Cに振る意味を感じないので完全にHSにした方が良い
- 相変わらず雷パンチメタグロス、大文字ボーマンダに選出段階で弱め
- 実はいばみがプテラが重い
最後に、主催の1192さんならびに参加された皆様はお疲れ様でした。貴重な対戦の機会をありがとうございました。