【GBA】紅白戦使用構築:ガラガラ入り

stoicさん主催のGBA&バトレボ混合紅白戦で使用したGBA構築。
7月からちょくちょく使っていたガラガラ入り。

【構築】

カビゴン@カゴのみ/免疫
生意気 255-140-104-86-160-45
恩返し/大文字/鈍い/眠る

ガラガラ@太い骨/石頭
意地 167-144-131-*-101-66
骨ブーメラン/岩雪崩/眠る/寝言

ギャラドス@ラムのみ/威嚇
意地 171-176-125-*-121-123 (個体値:31-31-31-30-30-30)
めざ飛/地震/電磁波/眠る

メタグロス@拘り鉢巻/クリアボディ
意地 179-200-151-*-111-103
コメットパンチ/地震/ヘドロ爆弾/岩雪崩

ゲンガー@オボンのみ/浮遊
無邪気 136-90-99-166-86-168 (個体値:31-30-30-30-31-31)
10万ボルト/めざ水/鬼火/大爆発

サンダース@食べ残し/蓄電
臆病 161-*-81-131-135-190
10万ボルト/願い事/身代わり/バトンタッチ

※2014/9/9 融通案を追記(下記参照)


以下解説。


【個別解説】

採用順に解説。 ※ダメージ計算は命中率・急所・追加効果等を非考慮

■ガラガラ

  • 火力(全て太い骨込み)
    • 167-96ヘラクロスを骨ブーメランで2発 [167]43~51
    • 265-121ソーナンスを骨ブーメランで2発(カウンターを耐える) [265]68~81
    • 201-165スイクンを骨ブーメランで2発 [201]51~60
    • 257-100カビゴンを骨ブーメラン→鈍い→骨ブーメランの流れで残飯込みで倒せる [257+16]82~97,56~66

  • 素早さ
    • 4振り


ガラガラから組み始めた。
GBAガラガラの単体性能を最も引き上げるのは、壁や麻痺と組み合わせた剣舞型やバトンから展開する型だと思われるが、
今回はねむねご型とし、草技のないフシギバナやゲンガーサマヨの鬼火、毒ダースライコウ等に対抗できる余地を増やした。
特にサマヨール入りに選出しやすくなっているのが利点だと考えている。
剣舞を持たないガラガラはエアームドにガン受けされてしまい、カビエアサマヨ選出を崩すのに骨が折れるが、
ガラガラの存在自体がカビエアサマヨ同時選出を抑制していると思いたい。
剣舞ガラガラがサイドンと同様にエアサマヨで受けられない性質を持っているので、
別の受けを引きずり出せるのが強みである。が、サイドンと同じく釘付けが辛いキャラでもある。
ねむねごサイドンとの比較として、メタグロスやめざ草持ちの電気炎との撃ち合いに強く、火力が落ちない点がねむねごガラの利点である。
また、骨ブーメランという技が身代わりに強く、サンダースデンリュウハピナスフシギバナレジロックサイドンバシャーモなどといった地面技が通る身代わり持ちをある程度対策できる。

配分はとりあえずHAとした。
この配分だと

なので、適宜Aを削って耐久やSに割いてもいいと思う。


ギャラドス


マンダヘラグロス等、広範囲物理に繰り出せるギャラドス。ガラガラが弱い草にもそれなりに強い。
電磁波をばら撒くとガラガラが動きやすくなるので、電磁波眠る型とした。
竜舞を持たないギャラドスは単体での抜き性能に乏しいため、裏での抜き筋をきちんと考えて立ち回る必要がある。
エアサンダーゲンガーやカビ水には電磁波が入ればいいとしても、サイドンには相変わらず隙を見せてしまう点に注意。
ヘラグロスに比べてボーマンダへの繰り出しが厳しいが、一貫を消すなどしてどうにか対応したい。

配分は、Sは準速メタグロスに抜かれるのが嫌だったので123に。DQNラグラージに同速勝負を仕掛けられるようにもなった。
ガラガラに燕返しや捨て身タックルがなくヘラクロスとの撃ち合いに弱いため、鉢巻ヘラクロスへの繰り出しを万全にするならAかSを削ることになる。
持ち物はカゴがこの後に入るカビゴンに渡ったので、ラム。ヘルガー対面で鬼火を透かしたりもできるアイテム。


メタグロス

  • 火力
    • 171-101ボーマンダを鉢巻コメットパンチ(岩雪崩)で87.2%(92.3%)で1発 [171]168~198(170~200)
    • 166-106サンダーを鉢巻コメットパンチ(岩雪崩)で83.8%(79.5%)で2発(1発) [166]79~94(161~190)
    • 156-151メタグロスを鉢巻地震で79.5%で1発 [156]149~176
    • 191-106サンダーを鉢巻ヘドロ爆弾で2発 [191]96~114


鉢巻持ちとしてメタグロス
ヘラクロスに繰り出せるボーマンダもガラガラと相性のいい鉢巻持ちであるものの、
ボーマンダよりもギャラドスの繰り出し範囲、麻痺撒きがしっくりきていることもあって今回は鉢巻持ちとしてはメタグロスを投入。
メタグロスもガラガラと同様にギャラドスとの相性がよく、麻痺サポートが噛み合う。

この時点で同時にサンダースを投入することを決めたので、水は爆破する方針ではなくサイクルを回して崩す方針に。
このため技構成は大爆発の代わりにヘドロ爆弾を選択し、Sは4振りミロカロス抜きとした。
鉢巻ヘドロ爆弾でいわゆる桂馬ンダ耐久を2発で落とせるらしい。
ボーマンダに薄いために結局耐久ラインはあまり落とせなかったのだけど、もう少しSに割きたい感はある。


■サンダース

  • 火力

  • 耐久
    • 94ゲンガーの気合パンチを2耐え [161]66~78
    • 151ゲンガーの冷凍パンチ(炎のパンチ)を身代わりが耐える [161]32~38
    • 91カビゴンの大文字を身代わりが耐える [161]31~37
    • 167ライコウの等倍めざパを身代わりが97.4%で耐える [161]34~40
    • 121ミロカロス(スターミー)の波乗りを残飯×3込みで3耐え [161+30]49~58
    • 111スイクンの(+1)波乗りを2耐え [161]67~79


ガラギャラグロスのどのキャラとも好相性を見せるサンダース。
この構築において特にエアームドに対しての攻めのポイントになるキャラで、水ゲンガー受けも担当する。
色んなところで言われているけどこの型はホントに使いやすくて強いと思う。
一見サイドンに露骨な隙を見せるものの、メタグロス(ガラガラ)に身代わりバトンすることで一貫を消しながら降臨させることができる。
逆にサンダース→メタグロスに身代わりバトンを許さないのがガラガラの強みでもある。
サマヨールの明確な受けが入らなかったものの、ガラダース、グロスダースを軸に崩していきたい。
特にガラダースはグロスダースに比べて小回りが効きやすいのがポイント。

カビハピには何もできないキャラではあるが、高Sゆえに削り残した相手のアタッカーを終盤に上から掃除できたりもする。
水の波乗りやゲンガーのサイコキネシスで身代わりが割れてしまうので、立ち回りは臨機応変に。


■ゲンガー

  • 火力
    • 151-102ヘルガーを10万ボルト+めざ水でオボンを発動させずに94.2%で倒せる [151]147~174
    • 151-102ヘルガーをめざ水でオボン込みで93.3%で2発 [151+30]176~208
    • 166-106サンダーを大爆発で74.4%で1発 [166]159~188
    • 202-121ギャラドスを10万ボルトで92.3%で1発 [202]200~236

  • 素早さ
    • 最速100族+1


2枚目のヘラクロス受け、地面受けとしてゲンガー。ゲンガーグロスの縦の相性は優秀。
ヘルガーを重く見てめざ水個体を試験的に採用した。
ヘルガー自体は大爆発でも処理できるものの、この構築においてヘルガーをゲンガーで爆破処理してしまうと
裏のヘラクロス等の突破が困難になるという問題を抱えているため、大爆発に頼らない処理ルートが必要になる。
身代わり+気合パンチでも安全に処理できるが、個人的にゲンガーの技は鬼火と大爆発の評価が高く、
1ウェポンでヘルガーに対抗できる技を模索したところ、めざ水の採用に至った。
控えめ(うっかりや)の雷は繰り出しが不安定になるため、今回は採用を見送った。
めざ水はヘルガーだけでなくサイドンゴローニャへの早い打点となり、ガラネールバクーダにも通る技。
(鬼火が通らない炎に対するめざ水、という属性的な相性も良い。)
この構築は水枠がギャラドスで水打点が皆無であり、ゲンガー自身は炎やサイドンの受けには全くならないものの、
役割を圧縮した潰しになることを期待しためざ水、という採用理由でもある。

めざ水を採用した上でCを166まで上げているため、汎用性には欠けており歪な構成になっている。
サイコキネシスを持たない構成であり、同族との撃ち合いに勝てる訳でもないので最速は切った。
ただC163を確保するとサイコキネシスで205-111ラグラージの身代わりを確定で破壊できるので、
ラグラージに薄い構築でもあるためサイコキネシスの採用も一考。


カビゴン

  • 火力
    • 171-101ボーマンダを(-1)恩返しで82.4%で3発 [171]54~64
    • 205-165スイクンを(+2)恩返しで90.3%で2発 [205]99~117
    • 169-151-111までのメタグロスを恩返し+大文字×2で倒せる [169]169~200
    • 172-91エアームドを大文字で2発(残飯持ちは75.5%) [172]86~102

  • 素早さ
    • 無振り


最後に広範囲特殊受けとしてカビゴン
カゴ持ちであるため、物理との撃ち合いを意識してある程度Bに割いた。
ボーマンダの受けに余裕がないことや電磁波を入れたカビゴンに対して積み返すことを想定し、メインウェポンは恩返し。麻痺撒きになるのしかかりでもいいと思う。
サブウェポンは鉢巻グロスへの崩しが早く、エアゲンガーへの打点にもなる大文字。

カゴカビはゲンガーヘルガーの鬼火を受けてもそこそこ余裕がある。
サーナイトは微妙かもしれないが、ダースグロスで一貫を消したりもできるのでどうにかなると思いたい。
また、良く言われることではあるがカゴカビは特殊からの攻撃がダイレクトに蓄積するため、特殊への性能を過信しないように注意。
特性は免疫を選択したが、構築に純水がおらず(晴れ)文字ファイヤーを全く受けられないため厚い脂肪でもいいと思う。眠る持ちも多いし。


【融通案】 ※2014/9/9 追記

  • ゲンガーの配分⇔136-86-103-166-86-168
    • 177ヘラクロスの鉢巻岩雪崩をオボン込みで92.2%で2耐え [136+30]73~86


【総括】

全体として、ガラガラを動かしやすい構築になっている。特にガラダース軸で動かせる時が最も強いと感じた。
ガラガラは骨ブーメランはもちろん、電気耐性、電磁波耐性が便利。フライゴンのように動きやすい地面で、拘らなくても火力を出せるところがいい。

対カビエアサマヨ構築は、ガラダースゲンガー選出で対応したい。
カビエアサマヨ同時選出に対しては、撒き菱を3回撒かれた上で寝言運も絡んでくるので不利だと思われるが、
なんとか突破できなくはないくらいにはなってるかな。よく分からないけど。

サンダーに対しては明確な受けが存在しないが、カビダースがそこそこ強くガラガラが電気の一貫を消しながらめざパも1発は耐え、
ギャラドスの電磁波やメタグロスの高負担、ゲンガーの大爆発もあるので崩し筋はある程度確保している。
ソーナンスにはカビゴンが露骨に隙を見せてしまうが、やはりガラダースを中心に崩す。

大会は1勝1敗という結果に終わった。
サマヨール入りとは全く戦ったことがなく大会で初めて相まみえたが、結局負けてしまった。
ヘラサマヨという受けにくい2体の組み合わせは強いよなあと思った。ゲンガーにサマヨールが強いし。

最後に、大会を開催して頂いたstoicさん、サーバーを立てて頂いたプラスルさんならびに参加された皆様はお疲れ様でした&ありがとうございました!