【GBA】構築:身代わり瞑想ラティアス+ソーナンス

昨年から使用している構築です。
先日開催されたやすくにオフのラティあり後期シングル大会では3勝2敗でした。

【構築】

カビゴン@ラムのみ/免疫
慎重 255-131-117-*-156-51
のしかかり/シャドーボール/カウンター/自爆

ゲンガー@クラボのみ/浮遊
臆病 151-*-97-150-95-178
サイコキネシス/冷凍パンチ/鬼火/道連れ

ラティアス@食べ残し/浮遊
臆病 177-*-121-130-150-178
ドラゴンクロー/甘える/瞑想/身代わり

ラグラージ@カムラのみ/激流
臆病 206-*-112-105-110-123
波乗り/がむしゃら/身代わり/吠える

ラプラス@カゴのみ/貯水
図太い 237-*-145-105-115-81
冷凍ビーム/絶対零度/滅びの歌/眠る

ソーナンス@ウイのみ/影踏み
図太い 290-*-121-*-83-56
カウンター/ミラーコート/アンコール/道連れ


以下、簡単に解説。


概要


今回の構築のベースは、以前使用した呪い電磁波ジュペッタ入り構築
ジュペッタの代わりに汎用性の高いゲンガー、バシャーモの代わりには使ってみたいと思ってラプラスを採用した。
ラプラスは水やサマヨールに強く、カビラティマンダあたりにも強めで、滅びの歌で展開阻止ができるなど面白い性能を持っている。
ただ、サンダーやメタグロスに弱いため、後続の受けを厚くするかソーナンスと組ませるなどの工夫をしたい。

バシャーモラプラスとしたことでヘラクロスに薄くなり、カムラのみも浮いたため、
ラグラージの型はヘラクロスに対面から突っ張れるHP振りのみががむ型に変更した。
カビゴンラティアスソーナンスの3体については上記の記事とほぼ同じで、
ジュペッタバシャーモを抜いたことで展開構築から少しサイクルに寄せたような形となった。
食べ残し+木の実5種、A下降補正5体、という珍しい構成。

主な勝ち筋は、ソーナンスメタグロスと1:1交換して身代わり瞑想ラティアスorラプラスで詰める、
カビゴン+ゲンガー+ラグラージorソーナンスあたりで緩いサイクルを回しながら競り勝つ、といったところ。

全体としては、ヘラクロスヌケニン入りの受けが厚い構成が厳しいかもしれない。
これはラティアス+ソーナンス構築の構造的に発生しやすい課題なのだと思われる。

個別について

※ダメージ計算は特記しない限り命中率・急所・追加効果等を非考慮

カビゴン

  • 火力
    • 191-106サンダーをのしかかりで89%で3発 [191]61~72
    • 151-71ヘルガーをのしかかりでオボン込みで99.4%で2発 [151+30]90~106
    • 265-121ソーナンスをのしかかりで5発(カウンターを2耐え) [265]53~63

  • 耐久
    • 194ヘラクロスの鉢巻瓦割りを耐える [255]214~252
    • 205メタグロスの鉢巻コメットパンチ+194サンダーの10万ボルトを耐える [255]215~254

  • 素早さ
    • 4振り


前回と同様。
配分は、スイクンの身代わり破壊やヘラクロスの確定数を意識してAを上げる選択肢もあるが、
スイクンに関してはラティアスラプラスが入っているため厚くなっており、
カビゴンが食べ残し持ちでないことで消耗が早いため、耐久に割いたものとした。


ゲンガー

  • 素早さ
    • 最速


ジュペッタに代わって採用したポケモン
技構成は、構築全体としてゲンガーとヘラクロスが重いためサイコキネシス(+臆病最速)、ラティマンダサンダーへの打点として冷凍パンチ、物理全般への牽制として鬼火を入れる。
ここまでで電気技がないため、水・鋼・ヘルガーを4枠目の技もしくは周りでケアする必要がある。
対水についてはカビゴンラティアスラプラスが入っているため問題なく、対鋼(特にメタグロス)とヘルガー技として道連れが綺麗に当てはまる。※道連れは交代際追い打ちにも発動する。
持ち物は、サンダーギャラドスハピナスレジロックの電磁波・フォレトスの電磁砲・カビゴンの雷などの麻痺を1回ケアできるクラボのみ。
オボンのみが余っているのでそちらも選択肢になる。


ラティアス

  • 火力
    • 171-101ボーマンダを(+1)ドラゴンクローで1発 [171]175~206
    • 156-115ヘラクロスを(+1)ドラゴンクローで98.6%で2発 [156]77~91

  • 耐久
    • 178カビゴンの(-2)のしかかりを身代わりが耐える [177]36~43

  • 素早さ
    • 最速


型は前回と同様で、配分を少し変更した。
後出しされたカビゴンを容易に突破でき、カビゴンに対面からでも有利を取れる型。
この型の詳細は『ポケモンエメラルドシングルバトル考察本』のラティアスの項にも記載したので、そちらもよろしければ。


ラグラージ

  • 火力
    • 161-136サンダースの身代わりを波乗りで確定破壊 [161]43~51
    • 207-111ラグラージの身代わりを波乗りで確定破壊 [207]51~61

  • 耐久
    • 194ヘラクロスの鉢巻メガホーンを97.4%で耐える [206]176~208
    • 205ボーマンダの鉢巻捨て身タックルを耐えて身代わりを貼れる [206]124~146
    • 172バシャーモの起死回生を耐える [206]174~205
    • 178までのサンダーのめざ草を耐える [206]173~204

  • 素早さ
    • 最速


鉢巻型からみががむ型に変更。
ヘラクロスボーマンダに対面から突っ張れる、吠えるで展開阻止もできるほか、鬼火にも多少強くなる。
鉢巻型に比べて柔軟性・対面性能が高くなった反面、受けを崩す性能は低いため、受け崩しについてはラプラスを軸に頑張ることになる。


ラプラス

  • 火力
    • 197-111サンダーを冷凍ビームで2発 [197]103~122
    • 207-111ラグラージの身代わりを冷凍ビームで確定破壊 [207]51~61
    • 156-115ヘラクロスを冷凍ビームで高確率で3発 [156]51~60

  • 耐久
    • 205ボーマンダの鉢巻捨て身タックルを2耐え [237]96~113
    • 178ラグラージの鉢巻地震を86.4%で2耐え [237]105~124
    • 233ケッキングの鉢巻破壊光線を92.3%で耐える [237]204~240

  • 素早さ
    • 4振り


バシャーモに代わって採用したポケモン
ラプラスの強みについては上記の通りで、型は特に変わったことはないHB振りの冷凍零度滅び眠る。
同じく絶対零度持ちの水氷タイプであるトドゼルガとの比較として、ラプラスカビゴンにやや弱い代わりにスイクン(身代わり瞑想型を含む)に強いという特徴を持っている。
冷凍ビームは波乗りとの選択になるが、メタグロスへの打点はソーナンスで1:1交換する場合は必要がなく、ラティマンダサンダー草への打点がほしいことから冷凍ビームとした。
メタグロスや炎への打点を重視する場合は波乗りになる。


ソーナンス

  • 耐久
    • 205メタグロスの鉢巻コメットパンチを高確率で2耐え [290+36]143~169
    • 233ケッキングの鉢巻破壊光線を耐える [290]244~288
    • 183オムスターの雨雫ハイドロポンプを耐える [290]244~288
    • 194サンダーの10万ボルトを97%で2耐え [290]125~148


前回と同様。
この型の詳細はこちらの記事を参照。